ご挨拶

写真:社会福祉法人つばめ福祉会 理事長 鷹尾 和顕

 つばめ福祉会は、平成7年に精神障がいを抱えた子を持つ親たちが中心となり、早良保健所指導のもと、前身となる共同作業所「つばめ工房」を立ち上げたのが始まりです。
そこから現在に至るまで、制度をはじめ我々を取り巻く環境は大きく変わりました。
その変化に対応し、利用者や家族のニーズに応える為、これまで法人化やサービスの充実を図ってまいりました。

 そのような中で当法人が当初から変わらず大切にしているものがあります。
それは「温かく家庭的な雰囲気」です。これは、利用者と支援者である前に、私たちは人と人であること、その絆を大切にし、思いやりを持って関わることから生まれたものです。
これは「つばめらしさ」として脈々と受け継がれています。

 数年前から、精神障がい者を支援する上で「リカバリー」という言葉をよく耳にするようになりました。
リカバリーとは「疾患を経験する前の状態に戻ることではなく、障がいを抱えながらも主体的に新たな人生を構築し、その人なりの生きがいや生活を取り戻していくこと」を意味します。
これは私たちが支援を行う上でとても大切なキーワードです。

 私自身、実は精神障がいの当事者であり、絶望とリカバリーを経験してきました。
リカバリーに大切な要素は「希望」を持つことです。
しかし絶望の中、ひとりで状況を変えるのはとても困難なことです。
私は障がい福祉サービスを利用し、分かち合える仲間や理解ある支援者と繋がり、安心できる居場所ができたことで、絶望の中から希望の光を見出すことができました。

 つばめ福祉会においても、これまで多くの仲間たちがリカバリーしてきました。
しかし今なお障がいにより生き辛さを抱えている方が数多くいます。
ひとりでも多くの障がい者がリカバリーし、地域で安心してその人なりの幸せを感じながら暮らせるようになることが、私たちつばめ福祉会の願いです。
その為に私たちは、「すべては皆の笑顔のために」を理念に掲げ、「安心」「繋がり」「希望」を合言葉に、誰もが輝ける地域社会の実現に向け歩んで参ります。

 どうぞ皆さま、これからもつばめ福祉会をよろしくお願い申し上げます。

社会福祉法人つばめ福祉会
理事長 鷹尾 和顕